2023年のまとめ

2年前から1年のまとめを書いていて、見ると年内にやっているので滑り込みで書くことにした。今年は最終四半期まるまる毎日パレスチナのガザや西岸地区でのイスラエルの残虐行為を見続けており、国際社会の毅然たる植民地主義的、人種差別的なジェノサイド容認態度(各国でイスラエル批判の声を上げた人たちがどのような扱いを受けているかを見れば毅然たるとしか言いようがない)に怒りでいっぱいになっていて、なんだかあまり気乗りがしないというところはある。即時恒久の停戦を求める。以下箇条書きで思い返してみたい。

・5月頃に安くなった2023年の日記帳を購入してデイリーで日記を書く試みを始めた。来年分も購入済み

・8月に足の小指を剥離骨折した。スリッパを変に引っかけてしまい指が曲がった状態で踏んだことによる。中年になると自宅が危険でいっぱいになるのかもしれない。皆様もお気をつけて

・8月末にTwitterアカウントが凍結された。生活の基盤みたいになっていたので調子が狂ったものの現在はkpopの趣味アカだったところを使って復帰。その時にはBlueskyも始めていたのでしばらくそちらに重点を置いていたが、なんだかんだでやはりTwitterメインに戻ってしまった。情報がどうしてもTwitterに偏っているので仕方がない。ガザの状況などもおそらく他のSNSだけだと難しいかもしれない(プラットフォーム横断で流してくれる人がたくさんいるもののたぶん大元のソースはほぼTwitterと思われる。即時性の高さが段違い)

・9月今度は手の小指の靱帯を痛めた。なんということのない日常動作で小指がついてこず、外側にぐいっと曲がってしまったという感じ。しばらく簡易的なギプスをつけて今はいちおう支障はないが関節の痛みが残っている。ギプスの間動かさなかったせいかもしれないのでなにかハンドグリップでも握って意識して使うようにするべきか

・12月に椎間板ヘルニアが20年ぶりぐらいで再発。どうもならん。もともと運動をしないのにコロナで筋力不足が仕上がってしまった感がある。今から私にできる運動は歩くことぐらい。皆様もお気をつけて

・今の勤務先で5年、初めて賃金交渉をした。まだ結果はわかっていない。賃金を上げろ

・今年は音楽をほとんど聴かなかった。ベストをあげられないとかのレベルではなくゼロ。理由はわからない、たまにはと思ってイヤホンをつけ何かを選んでもなんとなく耳障りでやめるということが続き、結局暮れになっても変わらなかった。Outkastとシャン・チーのサントラだけはまれに聴いていた

・観た映画58本、観たドラマ22作33シーズン、読んだ本約40冊、観た舞台(NT at Homeで)2本。SNSにはすでにあげたとてもよかったものは以下(今年リリースに限らない)。本はこのブログで何かしら感想を書いているはず。ドラマが英文ばかりなのは邦題が台無しで書きたくないから。それぞれベストを1つあげるとすればウィークエンド、A League of Their Own、オーバーストーリー。ドラマは4作ともオールタイムベスト級にすばらしく、これが観られるだけでいい時代になったなと思える(世界各地の国家による残虐行為、トランスをはじめとするさまざまなマイノリティへのバックラッシュなど今現実に起きていることを考えると軽率かもしれないがそれでも)。という角度からは大いなる自由、ウィークエンド、異人たちをこの順番で観るのもよいと思う。異人たちは来年4月に公開でウィークエンドもやっと配信に入ったが、大いなる自由はBunkamuraが買い付けて本国公開から2年後にやっと日本公開になったもので、配信なりソフトなりで観られるようになるのかならないのか不明。すばらしい作品なので何らかの形で鑑賞可能になってほしい

映画
大いなる自由
ウィークエンド
ニモーナ
ボイリング・ポイント/沸騰
幻滅
イニシェリン島の精霊
異人たち
エイリアンとの交信を追い求めて(Netflixのドキュメンタリー)

ドラマ
A League of Their Own
Our Flag Means Death S2
ゴーストS1 (日本ではS1しか観られない!)
What We Do In The Shadows S5


安堂ホセ『ジャクソンひとり』
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
T.J. クルーン『セルリアンブルー 海が見える家』
リチャード・パワーズ『オーバーストーリー』
マリアーナ・エンリケス『寝煙草の危険』
ベンジャミン・アリーレ・サエンス『アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する』
Madeline Miller, The Song of Achilles

舞台(2作しか観ていないが…)
Best of Enemies

・来年はもう少し集中して本を読みたい。と毎日思っている。読みたい気持ちは強いのに不思議なものだ。舞台ももう少し。昨年に来年は舞台を観たいと言っていたのでとりあえず着手したのはよかったし、Best of Enemiesはほんとうにおもしろかった。詳細は北村紗衣さんのブログを参照してほしい。ほんとうは映画館で日本語字幕がつくナショナル・シアター・ライブを観に行ければよいのだが、時間が合わない・劇場が遠いなどで難しい

とにかく面白い歴史もの~『ベスト・オブ・エネミーズ』 - Commentarius Saevus

・いつもどおり観たり読んだりし、フィジカルをあちこち痛めたりしつつもまあ大事にはならず今年も1年なんとか過ごせたと思う。一般に30を過ぎると、40を過ぎるとガクンと身体にガタが、などとよく言われるが私の場合は50を過ぎてあちこち来ている感じがする。年齢よりもコロナ禍の極度の運動不足が覿面に効いているのかもしれない。さいわいなんとか使えている身体なのだから、これからもなんとか過ごせるように最低限の筋力をつけたい