2022.4.6

また久しぶりになってしまった。

記事タイトルを日付にしているのを変えようかどうしようか迷うけど特にテーマを決めて書くわけでもないので日付をやめるとしてもまた悩む。

3月は何をしてただろう、ってふだんそう特別に何かやっているわけではないので特に思いつきはしないのだが、やはり戦争が重く心にのしかかっている。今までも今もずっとパレスチナでもシリアでも最新兵器や爆撃を含む大規模な攻撃により多大な殺戮がおこなわれているし、さらに報道が少ない陰でアフリカ大陸のあちこちでも戦争は続いている。強国の縄張り争いの副産物ともいえる非白人の国・地域での戦争は完全な他人事で、ヨーロッパの隣国、白人の国が攻撃されたとなるとメディアも政府も大々的に非難が殺到しすぐさま経済制裁が発動される、そういう現状がほんとうにしんどい。実際に複数の欧米メディアは言葉にしてしまっていた、肌の色が濃い途上国の話ではない、白人の、われわれの隣人が殺されているのだ、大変な事態だと。非常時とエイプリルフールには人の差別意識がこうもむき出しになるものかと呆れてものも言えないが、それはともかくウクライナで堂々とおこなわれているロシアの蛮行はまさに虐殺で直視に堪えない。プーチンがどこまで行ったら止まるのかなすすべもない。

そんな中ピーワンのUSツアーがおこなわれたが、いちおうマスク推奨だったとはいえほとんどの規制を解除している国での公演でノーマスクを禁止することはできないのだろう(もちろん要因も経路もノーマスク以外にもいろいろあるだろう)、案の定というか日程半ばでほぼ全員がコロナ陽性となりいったん延期となった。つい先日振替の日程が発表され、5月後半から仕切り直すようだが今度はどうだろう。罹患後すぐなら自然免疫はワクチンより強いだろうけど、後遺症がないことを祈るばかりだ。ほんとうにこの先どうなるのだろう、アーティストの健康を守ることはできるんだろうか、後遺症になったらそれは不運とあきらめるしかないのだろうか、後遺症になってもアイドルという職業は可能だろうか、などなどいろいろ頭の中をめぐるけど何もわからない。

そして私はイリチルのドームツアーの申し込みをあきらめた。高齢家族と同居しているし自分自身も中年で若い人よりはリスクが高いだろうし、他国の状況を見ても今後感染者が増えたとしてもおそらくキャンセルにはならないだろうし、そうなると払い戻しも譲渡もいっさい不可の1万数千円のチケットを買うハードルは高かった。直前まで迷っていたけど、映画館すら何となく気が進まず行かずにいるのに遠征はおろか東京ドームだって無理だなと気がついた。現場を待ち望んでいたので悩んだしまあ苦渋の決断と言っていいと思うけど、決めてしまうと気が楽になった。チケットを取ってしまったあとコンサートまでいろいろの不安と心配でいっぱいになるだろうことそれ自体が気が重いなと思っていたので。安心してコンサートに行ける日が果たしてくるのかも見通せないけど、いつか、そんな日が来るといいな、と完全に他人事のようにしか思えないのは悲しい。けど一方でまあしょうがないよなともあきらめている。そうこうするうちに推し貯金はウン十万を超えている。そろそろ銀行口座に移そうと思っている。

下旬には髪を切った。とりあえずブースター打ってからにしようと思っていたので3ヶ月近く間が開いた。どんどん伸びて鬱陶しくなり、ずっとやりたいと思っていたベリーショートにした。ベリーショートというよりクルーカットと検索すると出てくるような短いスタイルだ。つるんつるんの強い髪なのでおそらく似合わないだろうけど、それならそれで諦めがつくと思って思い切った。が意外と似合った。下を向こうが風が吹こうが髪がまったく邪魔にならないのはすごい(すごいとは)。しばらくこのスタイルでいきたいけど、この長さをキープするにはたぶん美容院月1になるのでそれだけがちょっとめんどくさい。

韓国語の勉強もぼちぼちやっている。下旬の1週間でキクタン入門編をざっくり1周した。もちろん全部記憶したわけではない。何周も回して1冊終えたと思えたらステップアップしていこうと思っている。キクタンに限らないだろうけど単語帳というのは関連語句をまとめているので覚えてなくても想像がついてしまうという問題点があるなと思ったけど、まあほんと何周も回せばいつか定着してくれるだろう。単語を書きながら覚えつつ、右側の例文(キクタンの例文は簡単なのがよい、モチベーション的に)も読み書きしつつ、気になった文法事項や活用を調べて1日にちょっとでも新しい発見があるようにしている、効率はあまりよくないのだろうけど。机に向かっている間にはそう向上も感じられないのだが、先日見たNCT Dreamの有料ミニライブ的な番組でのメントで以前と違ってより言語として理解できる部分があり、ちょっとは進歩しているんだなと感じた。7月までぼちぼちがんばりたい。当初の目標は10月だったけど、7月の試験をまず受けることにした。

3月に読んだ本:
アート・スピーゲルマン 小野耕世訳『完全版マウス—アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』パンローリング 2020
田中ひかる編『アナキズムを読む』皓星社 2021
エリス・ヤング 上田勢子訳『ノンバイナリーがわかる本』明石書店 2022

アナキズムを読む』はアナキズムのブックガイド。アナキズムはそう名指さないあらゆる場所にあるのだとわかる。少しずつ勉強していきたい。がアナキズムとは実践であるのだろう。『ノンバイナリーがわかる本』はとにかく大部、詳細でノンバイナリーにかかわるものすべてをもらすまいとして書かれたのではないかという著。それはわかるのだが構成のせいもあるのか読みにくく、ちょっとよくわからなかったというのが率直な感想。私自身はノンバイナリーが自分のジェンダーアイデンティティとしていちばん近いのかなと考えていたんだけどもしかして違うのかもとも思ってしまった。グラデーションだとは思うのだけど

 

用語集
推し貯金:月謝袋に推しの名前を書き、毎月一定額を納める。遠征費用などをそこから出すつもりだったが使わないうちにコロナ禍に突入。3年目の今年はこれまでのテヨンに加えてP1Harmonyにも月謝を納めはじめた