2022.1.1

年が明けた。オンラインのSMTを観た。SuperMのガールズ版ともいうべきユニットの曲を初披露というので楽しみにしていて、パフォーマンスは震えるほどかっこよかったのだが歌詞があるまじきミソジニー、自分の彼氏がおまえなぞに惚れるわけがないのだおまえなど私の足元にも及ばないすっこんでろと"silly girl"(歌詞より)に言い放つ内容で「???」という感じである。ユニット名GOT(Girls On Top)ってそういう意味だったの??という。新しい年の初日にこんな虚脱コンテンツを聞かされることになるとはまったく残念だ。Twitterのフォロワさんが教えてくださったのだが作詞者はSMアーティストの曲を古くから手がけている男性コンポーザーのRyan Jhun、SMのみならず幅広くkpopで曲を提供しており、私好みの曲をたくさん作っているクソカス野郎であるということが判明した。もう虚脱してしまってめんどうくさいのでチラッと見ただけで調べていないのだが、あるガールグループ(覚えていない)に関連して性差別的な発言が問題視され謝罪、しばらくは発言を控えて自省の時間を持ちたいとのコメントを発表したというのがわりと最近のことらしく、それなのにこれである。作詞とネット上での一切の発言を金輪際しないでほしい。

(※取り消し線1/4追記、1/3にリリースされてクレジットを見たところRyan Jhunは作曲陣の1人で作詞はなんとユヨンジンでした、もっとたちが悪い。というのはユヨンジンはSM音楽のベースを作っていると言ってもよいSMの制作の中心人物なので。参考までWikipediaリンク貼っておきます。性差別発言の件はRyan Jhunのものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BB%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)

ほんとうに最高のメンツだったしパフォーマンスも最高だったのに…このユニットがSuperMと違うのはメンバーが固定ではないことで、という意味ではSuperMではなくNCT UのSMガールズ版という方が近いのかもしれないな。いずれにせよしょっぱなということで満を持してのメンバーを組んだはずなのにたいへんがっかりなケチがつき、なおかつこのメンツでの後続曲はないかもしれないのである。メンバーが気の毒だし私も悲しいのでここではメンバーの名前を挙げることはやめようと思う。おのれSM

念のためSMTは楽しかった。オンライン無観客の事前収録だし全員がリアルタイムでステージに揃うことができたわけでもないけど、オフラインの時と同じ感覚の楽しさはちゃんとあった。私的にはやはりジゼル、ヘンドリー、ジェノ、テヨン、ヤンヤン(アルファベット順)のZOOが最高でした。ジゼルはヒップホップヘッズだし"ラップ担当"ではなくラッパーなので、こういうラップユニットに入ってくれてとてもうれしい。振付はアルバムクレジットによるとテヨン、Bada Lee(表記通りの順番)。キーのBad Loveはいついかなるときもよい。チャンミンのソロパフォーマンスもよかった

 

用語集
SMT:SMTown Liveのことをファンは一般にSMTと呼ぶ。芸能事務所SMエンターテインメント所属アーティストが総出演するコンサートのこと。頻出するSMはSMエンターテインメントの略。東方神起BoA、少女時代、Super Junior、SHINee、EXO、Red Velvet、NCT、WayV(威神V)、aespaみんなSM所属アーティストである
ラップ担当:ボーカルが他と比べて弱い(とされる)ために消去法的にラップパートを担当するメンバーというのがかつてはいた。現在は裾野が広がったこともあるしおそらく育成ノウハウが確立されたりもしているだろうし、楽曲のトレンドとしてもヒップホップやラップの比重が高まったことで最初からラッパーとして入る人も増えているものと思われ、あまり聞かなくなった言葉