2022.2.21

一区切り

昨日大量の雑誌を片付けたところで11日から突然始めた部屋の前代未聞級片付けはとりあえず区切りがついた。生まれ変わった部屋では声の響きも違う。これは比喩じゃなくて事実だ。散らかったものが音を吸収していたんだろうか。場所がないせいで奥の方へ押しやっていたお気に入りのスツールを出すことができたし、デスク前以外にちょっとくつろげるスペースもできて、眺めるだけでなんだかうれしくて無駄に部屋にいる。インテリアをどう工夫するか考えることができるスタート地点にやっと立てた気がする。性分的に「飾る」ことにはほとんど関心はないけど、いて心地よいスペースを作りたい欲は思えば中高生の頃からあったなと気づく。雑誌なんかでインテリアの特集があるとよく買ってたけど、当時は自分の自由になるお金もセンスもなく、大人になったらなったで今度はつい最近まで経済事情がそれを許さず、無意識に封印していたような気がする。

そんなわけでイームズのアルミナムチェアを買った。予算的に当然リプロダクトだが、下は15,000円から上は10万円ぐらいまである中で「バッタもん」ではなくきちんとリプロダクトと呼べるであろう真ん中ぐらいのものにした。昔買ったCasa Brutusのインテリア実例特集を整理がてらぱらぱら見ていたら、その中でいいなと付箋を貼っていた部屋の主2人がアルミナムを使っていることに気づき、急に今の気分にばっちりフィットする気がして思い切った。ローバックだと今までの背の高いゲーミングチェアとは違って視界を遮らないので狭い部屋にもなじんでくれるのではないかと思っているのだが、果たしてあれがこの畳の部屋で異彩を放たないかどうかなどはまったく見当もつかず、いろんな意味でワクワクしている。