GAHAKUのさくぶん

Twitterからあふれた長文をここにまとめておこうかと思ってます

京セラの衝撃。

バンタン京セラドーム公演について思ったことをまとめたつもりです(超長い)。主に運営・会社に言いたいことで、いいことはほとんど書いてないけど、悪口ではないはず。

 その日にツイートしたので見かけてくださった方もいると思うけど、私はとにかくショックでたまらなくて、初日はほとんど記憶がないと言っても過言ではない状態だった。Wingsツアーは実はそれほど好みではなかったんだけど、でも初ドームだしドームに向けてどんな演出をするのか、ド派手にお祝いの大砲をぶち上げるのかという期待があったし、私も初ドームを是が非でもお祝いしたいという気持ちはあったんですよね。そこからの落差が大きすぎた。ショックすぎて初日のホテルに帰る道みち「おうちに帰りたいよおエッエッ」と泣いていたタイミングでグーグルアプリが「住所教えて!早く帰れるルート調べるよ!」的な通知を寄こすというマジックまで起きた。以下、箇条書きにわたし的にだめだったところを挙げて供養していきたいと思う。すでにしたツイートを下書きにしていて、京セラ公演に限らない話もあります。 

 ①衣装がオールダサかった 

バンタンはおしゃれでなければならない。これは譲れない。Wingsツアーが今ひとつ好みじゃないのにはこれも大きく関係していると思う。いちばんショックだったのはDNAで、曲調どおりの軽快でキュートな衣装のMVを見せておきながら、ライブのステージに実際出てきた彼らはキラッキラのラメが輝く色違いのジャケット(スタジャン風のと短いのと普通のテーラード的なの3種類)。ラメがチカチカ輝きすぎて、ドームの遠目だと色の違いはもはや目立たず、キラキラのかたまりになってしまって肝心の塩基配列ダンスもまったく映えずという結果になってしまった。そのほかの衣装も基本キラキラペラペラかつだいたいお揃いで、安っぽいステージ専用衣装という趣。推しが着ている衣装についてこんな風に言いたくはない、ほんとうに言いたくない。でも推しが着せられているからこそ言わなくちゃいけないのだ。そして何より曲の雰囲気との相乗効果もまったく無視されていたと思う、これはダサいよりももしかしたら問題かもしれない。Fireの赤サテンのジャケットもほかのたとえば血汗涙からの流れとかではなくわざわざ替えてきてそれなので、衣装は曲やステージのコンセプト管理からはまったく外れてるのかなと思った。今回新しくなった衣装も同様だったので、なぜ変更したのかはぜひ聞いてみたい。Lostをとろみブラウスやカチッとしたジャケットに変える必要はあったのかどうか。 

②ステージセットがしょぼい 

キャパがアリーナから約2倍になったにもかかわらずステージセットは縮小されていたのではと思えるほど簡素だった。簡素すぎた。センステはやや広かったと思うけど、TやYの翼はなくてバクステもなし。メインステージの両脇も妙に広かったけど長くはなく、端まで行ってもステージサイド席にけっして近くはなかったように見えた。ドームの広さを生かすために何か工夫するのではなく、今までのセットをそのまま使い、動けるスペースをほとんど同じにして同じ演出をすることにした、つまり広がったのは観客席だけとなってしまったのは残念としか言いようがない。そのかわりにトロッコを2回すべての通路に通したり、気球でスタンド上段近くを飛んだりすることがドーム対応なんだとしたら、バンタンのライブとは何?と言われて何と答えるのだろう。これまで主に海外の、年150とかのツアーを回るようなスタジアムクラスのライブバンドをそれなりの数観てきたし、びっべんのドームやなんならV系のライブなども観てるしZedとかFEMとかのDJセットなんかも観てきてるわけだけど、そんな雑多な現場を経た私の目にも初めて観た横アリのバンタンはまことにライブ巧者で、ダンスも煽りもフリーに動き回る時の導線もすごくこなれていてかっこよくて正直腰抜かしたんですよ。私は残念ながら観ることがかなわなかったけど伝説のサマソニのステージでもそれはわかると思う。バンタンのライブはよく言われるダンスのキレにとどまらず自信をもっておすすめできるパフォーマンスなのだ。それができるグループなのに、満足にさせなかった会社の罪はあまりに大きい。 

単純にビジネスとして考えても、キャパ約2倍で収益だってかなりアップするはず(FC会員割引もWingsからなくなっている)なのにしっかりした投資をしないということは、今の勢いを利用して濡れ手に粟の利益を刈り取るだけ?と穿った見方もしたくなる。刈り取るだけで種を蒔かなかったら将来どうなるかは誰にでもわかる。のだけどアイドルビジネスはそう単純ではなく、推しが見たい、推しに幸せであってほしい、売れ続けてほしいという感情が働くので、仮に努力を怠ってもすぐに動員や売上が落ちるということはないのだろうし、逆にどんなに努力して投資して誠実に頑張り続けたとしても、それとは関係なく年齢とともに徐々に下降していくことがほぼ既定路線になっているという悲しさとかまで考えてしまった。がんばって話を元に戻すと、別にSMやYGと同じような派手なセットにしろと言ってるわけじゃない。でも何か、バンタンのライブをよりかっこよく効率的に見せる、彼らが気持ちよく動けてパフォーマンスを見せつけることができて会場がより一体になれるようなライブの土台としてのセットの重要性を理解して、もっと真面目に考えてほしかった。 

③今までと同じ演出では難しい 

たぶん②と関係する部分も大きいと思うんだけど、センステから伸びるTやYの翼がなかったこともあってメインでやる、センステでやる以外のバリエーションがないことが広いドームではなかなか致命的だった気がした。あとやっぱり、ドームにはドームの見せ方があるということを実感もした。これツイートもしたけど、多くのKポペンはSM・YGのドーム公演を観てるし、シャイニがアリーナからドームに立ったのも観てると、ドームにはドームの見せ方があるということを感じてる人も多いんじゃないかと思う、つまり、今回の京セラ公演、なんか違うな、と思った人も少なくなかったんじゃないかと思うのだ。バンタンのパフォーマンスは、完璧に立ち位置を叩き込んでおかないとお互いがぶつかるぐらいのタイトなフォーメーションがキモでそれがすごくかっこいいんだけど、ドームのスタンドからだと何をやってるのかほとんど動きがないように見える瞬間もけっこうあった。ダンスなりコールアンドレスポンスなり身体の動きなりはドームでやるには今までと同じではたぶんだめで、せめてスタンド下段の奥をじかに相手にするぐらいの意識じゃないと遠すぎるんじゃないだろうか。あるいは自分の声なり身体なりを天井に反響させようというようなテンションが必要な気がする。7人いても広いセンステの余白が目立ったように感じたし、会場全体をメンバーがコントロールしてたっぷり使いきるということができてない感じがとても強かったけど、それはさっきも言ったようにセットのしょぼさのせいも大きいはず。あまり遠さを感じなかったのはシュガさんとジミンちゃんのソロなんだけど、それなのに7人だと遠く感じたということはやっぱり見せ方のところでパワーの集中と拡散がうまくいかなかったということなのかなと思う。 

④メント全編を日本語にしなくていい 

つかみの挨拶程度ならいいけど、自分で作ったにせよ翻訳してもらったものを丸暗記して話すだけなら無理に日本語でやらなくてもいいのではないかと思う。その時話そうと思ったことをそのまま言ってもらった方が、たとえ通訳を介そうが絶対にいい。サプライズについてその場でコメントをもらえないのもたぶんそのせいなわけで、メンバーだってありがとう以外にもっと言いたいかもしれないし、実際後でツイッターとかV Liveとかで言及してくれることは多いから、言えるものなら言いたいんじゃないかと思う。でも日本語で言えないからその場はスルーするしかないのだろう。表情で驚いたり喜んでたりするのは伝わるとは言え、通訳がいないから自分たちでできる限りの日本語で対応するしかないのは負担にもなると思うし、メントの時間的余裕があるときにもし言いたいことがあるならぜひ言ってほしいし、聞きたい。今回ぐうちゃんが珍しく最後にカムサハムニダ、サラハムニダと二言だけど韓国語で挨拶したときの歓声の大きさには、より気持ちを込めることができる母国語でのコメントがうれしいという思いも表れてたんじゃないのかな。ジミンちゃんは折々韓国語を交ぜてるけど、それも心からの気持ちを言いたいという彼の思いなのかな、と私は受け取っている。ファンの気持ちに応えたいから現地の言葉で話したい、という思いとちゃんと自分の気持ちを伝えたいから母国語で、という思いときっと両方あるだろうけど、私は後者の方がよりうれしい。 

 

ある程度客観的に言えるのはこの4つかな…これでもたぶんどこ/誰を見るかによって感じ方は違うだろうと思う、ぜんぜん共感できないという人もいるだろうし、こんな意見見たくないという人もいるだろうけど、音楽が好きでダンスが好きでバンタンが好きで沼ドボドボど真ん中にいてDNAのカムバも承Herも楽しんだひとりが、バンタンの大事な看板のひとつであるはずのライブで乗れなかった記録はしておいてもいいと思って書きました。 

 文句の方がはるかに多い京セラ公演だったけど、ひとつ理解できることはこれは初ドームだけどあくまでWingsツアーの追加だということ。いくらカムバ後、ビルボードの記録後、初めてのドーム公演であっても、大幅にセトリや演出を変えたり承Herからの曲をメインに持ってきてやるのはそれはそれでちょっと違うだろうとは思っている。そこが難しいけど、だったら次のツアーにドームはとっておくという選択もあったのかなとも思う。まさに鳴り物入りで史上最強のドームライブを成功させるバンタンを見たい。幸いこの国には東京ドームというアジア最大の箱がまだ残っている。 

 供養ついでに吐き出してしまうと、Kポはダンスで落ちてるところがあって、ダンスをだいぶ重視して見てしまうせいなんだろうけど、上に書いた以外にもダンスがバラついたり少し雑に見えたり、集中力を欠くかな、と感じることが増えてるのも懸念事項ではある。でも惚れた弱みもあって理由をいろいろ考えて、彼らの活動の中でのプライオリティや目指すものが変化しているのかもしれないと思ったりもしている。もちろんそれで雑に見えたらだめなんじゃ、とは思うけど、うん、なんて言うか、だめだ、ここはよくわかんない、今のところ変に偏った擁護にしかならなそうのでまだもう少し考えてみたい。ただ、今ラッパーラインが以前と比べると後ろに引いてることや、ナムさんシュガさんのやりたいことが変わりつつあるのかなと感じることなどももしかしたら同じ方向の事柄かもしれない。 

 あともうひとつついでに言うとWingsツアーはセトリの組み方がイマイチこうライブを盛り上げる並びになってない気がした。NOT TODAYはアガる曲だけどオープニングより中盤あったまったあたりにぶっ込む方が絶対効果的だと思う。こういうのはド派手なロックバンドを参考にするといいんだろうか、復活後いちばん脂乗ってた時期のエアロスミスとか?マイケル・ジャクソンとかジャスティン(Tの方)とかでもいいのかな、エンターテイメントに徹した人。強欲なので、横アリのフンタン→チョロ→ホルモン→サンナムジャみたいなテンション振り切れて死ぬシークエンスは毎回欲しい。 

 

はあ、これでだいたい言いたかったことは書けたかな。京セラ初日はほんとにペン卒の予感に震えてほとんどマジ泣きで胃が痛いぐらいだったけど、いろいろ考えて考えて全部吐き出してしまうと、またバンタン尊い気持ちがもとに戻ってきた気がします。オタクの業は深い…